あなたは、借金を返しすぎていませんか?
サラ金業者の多くは、法律の上限利息を超えた利息を受け取っています。
この場合、借金は確実に減額できます。また、借金がなくなり払い過ぎたお金が戻ってくることも少なくありません。
私たちとともに一歩踏み出して、借金に苦しむことのない明るい生活を取り戻しましょう。
任意整理とは、借金の返済に苦しんでいる人のために、司法書士や弁護士がサラ金業者と直接話し合って、今ある借金を今後数年間で完済できるように交渉する 和解手続です。サラ金業者から借金をしている人の大多数は、法律で決められている利息よりも多くの利息を払ってしまっています。そこで、法律上の利息を超 えて払い過ぎた利息を、借金の元本の返済に充てて、残った借金を無理のない期間で返済していくことになります。この場合、借金の減額はもちろん、今後返済していく借金の利息は原則として0%になります。さらに、払い過ぎた利息が元本を超えていれば、お金をサラ金業者から取り戻せます。任意整理は、裁判所を通さず直接サラ金業者と交渉するので、自分ですることはかなり困難です。司法書士や弁護士等の専門家に任せたほうがよいでしょう。
生活状況:女性 30歳 会社員 独身(子1人)手取り月収15万円 [総債務4社223万円]
Aさんは10年ほど前に消費者金融から借入を始めましたが、5年前に離婚をしてからは生活状況が変わり、引っ越し費用や生活費を捻出するために数社から借入をするようになりました。相談に来られた時には総債務額が223万円に膨れ上がり、毎月の返済額が12万円にもなっていました。
借入先 | 借入期間 | 借入額 | 債務整理後の金額 |
---|---|---|---|
A社 |
2年 | 50万円→ | 49万円 |
B社 |
9年 | 81万円→ | 34万円 |
C社 |
5年 | 48万円→ | 17万円 |
D社 |
3年 | 44万円→ | 28万円 |
利息制限法の利率を超える利息を長年にわたって支払っている場合、利息制限法による法定金利で借り入れと返済の再計算をすると、元本とその利息は完済されているのに返済を続けてしまっている場合があります。この払い過ぎたお金のことを「過払い金」といい、消費者金融からお金を取り戻すことができます。
過払い金の金額は、消費者金融との取引の内容によってそれぞれで、発生するかどうか、金額がいくらかは一概に判断できませんが、取引の期間が継続して5年以上あれば過払い金が発生している可能性があり、7年以上であれば過払い金が発生している可能性が高いと考えてよいでしょう。
女性 36歳 パート 既婚(夫・子1人)手取り月収14万円 [総債務7社306万円]
Cさんは夫、子1人の3人家族で、パートをしています。15年ほど前に消費者金融から借入を始め、10年ほど前から自分の専門学校に通うための費用を捻出するために、消費者金融6社からまとまった金額の借入をしました。その後も生活費の捻出等のために返済と借入を繰り返していましたが、次第に返済が苦しくなり、当事務所に相談に来られた時には債務総額が7社306万円にまで膨らんでいました。
借入先 | 借入期間 | 借入額 | 債務整理後の金額 |
---|---|---|---|
A社 |
10年 | 34万円→ | 37万円過払返還 |
B社 |
10年 | 50万円→ | 35万円過払返還 |
C社 |
10年 | 28万円→ | 63万円過払返還 |
D社 |
10年 | 29万円→ | 36万円過払返還 |
E社 |
10年 | 95万円→ | 25万円 |
F社 |
10年 | 18万円→ | 18万円 |
G社 |
15年 | 52万円→ | 25万円過払返還 |
個人再生は、あなたの借金の一部を免除してもらって、裁判所で認められた「再生計画」に基づいて約3年程度でお金を返していく手続です。また「住宅ローン特則」を利用すれば、マイホームを手放さずに借金整理ができます。
*個人再生手続では、「最低弁済額」が定められており、あなたの借金はその割合で減額されます。
借金の額 | 最低支払うお金 |
---|---|
100万円未満 | その全額 |
100万円以上500万円未満 | 100万円 |
500万円以上1500万円未満 | 借金の額の5分の1 |
1500万円以上3000万円以下 | 300万円 |
3000万円を超え5000万円以下 | 借金の額の10分の1 |
自己破産とは、どうしても借金が返せなくなってしまった人のために、裁判所が借金を免除してくれる手続です。裁判所に破産手続きを申し立て、免責許可決定(借金を免除する決定)を得て初めて借金から解放されます。自己破産すると、法的にサラ金に返済する必要がなくなり、借金地獄から完全に抜け出すことができます。「自己破産」という言葉にネガティブなイメージを持っている人が多いですが、借金で苦しんでいる人を救済する最後の手段として国が認めている正当な手続きなので、なにも恥じることはありません。
サラ金業者から借金をしている人の大多数は、法律で決められている利息よりも多くの利息を払ってしまっています。そこで、法律上の利息を超えて払い過ぎ た利息を、借金の元本の返済に充てて、残った元本については、裁判所を介してサラ金業者との間で支払方法を協議したうえで、3年程度の分割払いで支払っていきます。(裁判所を介すこと以外の手続きは基本的に任意整理と同じです)